昨夜の朝まで生テレビでよしりん先生が
「原発はリスクが極大になりすぎるんですよ」
と発言したら、池田信夫が
「それはリスクって言わないんですよ。
それはハザードって言うの! わかりますか?」
と、せせら笑うように言いました。
はて、「リスク」と「ハザード」って、
どう違うんだろう?
気になったので「日本国語大辞典」
を引いてみましたが、
を引いてみましたが、
どちらも「危険」と書いてあり、
全然違いが分かりません。
全然違いが分かりません。
いろいろ調べてみたところ、
厚生労働省が「危険性又は
有害性等の調査等に関する指針」で
有害性等の調査等に関する指針」で
定義をしていることがわかりました。
その定義に基づいて言えば、
「ハザード」は原発が持つ「危険性または有害性」で、
「リスク」は原発事故が発生する「可能性」だそうです。
そんな専門用語みたいな言葉の使い分けを
している人がどれほどいるのでしょうか?
しかもよしりん先生は「全く一般の国民の感覚」
で言うと前置きして話しているのです。
文脈で判断して、ここでいう「リスク」は
一般的に使われる「危険性」という意味だと
判断して聞くのが当然でしょう。
それに対して
「それはハザードって言うの!」
と言い放ったのは、
単なる揚げ足取り
(というより、揚げ足取りにもなっていない
言いがかり)であり、
(というより、揚げ足取りにもなっていない
言いがかり)であり、
あたかも相手がモノを知らないかのように
見せようとする、極めて悪質な
印象操作と言う以外にありません。
で、要するに池田は、
原発は事故が起きれば国土の半分に
人が住めなくなるほどの
「ハザード(危険性)」が
あることは認めながら、
そのような事故が起こる
「リスク(可能性)」は低いと
言おうとしたことになります。
つまり、原発事故が起これば
被害は取り返しがつかないほど甚大になる。
その可能性は決してゼロではない。
でも確率としては低いんだから、いいじゃん。
もしまた原発事故が起きて日本が壊滅したら、
本当に運が悪かったというだけのこと。
…って池田は言いたかったんでしょうか?
そもそも、明日南海トラフ地震が起きても
おかしくないような状況にあって、
それでも「リスク(可能性)」は低いと
言い切れるのでしょうか?
なんで原発推進派って、
こういう卑怯な物言いしか
しないんでしょうか?